クレジットカードの深イイ話

クレジットカードにまつわる話

クレカを使い倒す人と使い倒される人

Plastic Money / Dinero Plástico

クレジットカードは毎日の生活に欠かせません。
しかし、知らないうちにコストを支払っていることがあります。
得だと思っていても損をしていることも少なくありません。

どうせならクレカを使い倒してみませんか?
実はそのような人は信用も上がります。

リボ払いカードが優遇される理由

どのクレジットカードでもリボ払いを選択すると、いろいろな特典が付きます。
ポイントが付く割合が上がることは常識です。
それだけではなく、年会費が必要なカードが年会費無料になったりするのです。

では、どうしてリボ払い専用カードは優遇されるのでしょうか。

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リボ払いはドル箱

リボ払いを選択すると手数料の支払が必要です。
手数料と言われていますが、実際は利息です。
一括払いの支払日の翌日ではなく、利用日の翌日から利息計算が始まるのです。

クレジットカードの手数料率は一括払いだと、5%程度だと言われています。
大型店舗だと相手の力が強いので、もっと低くなると言われています。
それだけでは信販会社の経営は維持できません。

リボ払いの手数料率は年利換算で15%です。
加盟店と利用者の双方から手数料がもらえるのですから「ドル箱」
と言えるのです。

同様にキャッシングサービスも「ドル箱」なのですが、こちらはあまり宣伝すると監督官庁からにらまれることと、貸倒の可能性が高いため不必要に宣伝をしていません。
信販会社にとって本当の意味で「ドル箱」と言えるのは、リボ払いなのです。

ポイントの大盤振る舞いには理由がある

このようにリボ払いは信販会社にとって大きなメリットがあります。
だから、ポイントの大判振る舞いをしているのです。
ただ、リボ払いは利用者にとってもメリットがあります。
毎月の支払額にある程度上限を設け、それ以上の請求をなくすことができるのです。

給料は、毎月おおよそ定額のことが多いでしょう。
しかし、買い物の金額は定額とは限りません。
ボーナス払いを利用できればいいのですが、利用できる店舗は限定されています。

そのため、クレジットカードの中にはリボ払い専用カードもあります。
支払額の上限を決めれば、支払不能になる危険性を限りなく少なくすることができます。

「悪用」してみよう

あまり声を大きくしてお勧めできる話ではありませんが、このリボ払い専用カードは悪用可能です。
毎月の支払額を上限まで上げれば、事実上の一括払いカードになるのです。
このような使い方をしても、ポイントが多くもらえるメリットは同じであることが多いのです。

1%OFFで有名なポケットカードには、P-one Wizというリボ払い専用カードがあります。
P-oneカード自体にはポイントが付きませんが、P-one Wizにはポイントが付きます。還元率は1.3%程度になるのではないでしょうか。
一括払いでもこんなメリットが得られる場合があるのです。

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一括払いはメリットなし

このように信販会社にとって一括払いはあまりメリットがありません。
もちろん、アメックスなどのような富裕層向けのカードは話が別です。
買い物の単位が違うのです。

そのため、最近は信販会社が競うようにしてプラチナカードを発行しています。
発行しすぎてありがたみが減るというデメリットがあるほどです。

手数料率5%で1%のキャッシュバック

クレジットカードを利用した場合、一括払いでは顧客からの手数料はゼロです。
加盟店手数料は、先ほど述べた通り5%が上限でしょう。
しかし、先ほど例示したP-oneカードのように1%程度のキャッシュバックを出さないと、他社との競合で不利になります。

JCBやMUFGのように一般カードでもある程度のサービスを供給して、ポイント付与率を0.5%程度にしている例もあります。
しかし、正直申し上げて劣勢です。
つまり、5%の手数料で1%の払い戻しを強いられているわけです。

先ほどJCBやMUFGの話をしましたが、このような老舗の信販会社は顧客の上方志向を狙っています。
JCBの最高ランクである「ザ・クラス」は年会費5万円ですが、プレゼント等でモトは取れます。
それより、アメックスなどのプレミアムカードに流れる顧客を引き留め、利用額を多くしたいのです。

一括払いだけでは赤字?

信販会社のクレジットカード部門がどの程度の利益を出しているかは不明です。
少なくとも、一括払いだけでは4%の利ザヤなので、広告宣伝などの営業経費を考えると事業として成立しないのではないかと思われます。
そのため、リボ払いなどの利ザヤが大きな分野を重視するのです。

アメックスなどのプレミアムブランドは、他の信販会社に比べてリボ払いなどを積極的に宣伝していません。
ある程度余裕があるのと、ブランド維持のためでしょう。
しかし、リボ払いキャンペーンをしている時期もあります。
背に腹は代えられないということでしょうか。

それでも信販会社は安全第一

ただし、それでも信販会社は安全第一です。
なぜなら、信販会社は金融機関だからです。
金融機関の鉄則は、元金を回収することです。
よく、銀行は石橋をたたいて渡らないと皮肉られることがあります。
しかし、銀行などの金融機関にとって「お金」は商売道具なのです。

リボ払いのように比較的貸倒の可能性が低いものについては、積極的に広告宣伝をしています。
しかし、キャッシングサービスのような「お金を貸す」リスクが高い事業は、いくら年利18%を取れても積極的に踏み込みません。
両者のリスクの差はかなりあるのに、利率の差は貸金業法の制限利率のせいで3%に留まっているためです。

使い倒す秘訣

このように信販会社の事情を逆手に取ることで、信販会社を使い倒すことができます。
多くの方は信販会社に使い倒されているでしょうが、ちょっとしたコツと習慣で逆転できるのです。

先ほど信販会社は営業環境が厳しいという話をしました。
しかし、実際には大手の営業は順調です。
つまり、リボ払いなどを多く利用してもらえるため、手数料ビジネスで潤っているわけです。

と言うわけで、多くの方が貢いでいるであろう信販会社に貢がせることを考えるわけです。

手数料は支払わない

先ほどから述べたように、信販会社のビジネスは手数料がポイントです。
つまり、手数料を支払わないことで、信販会社が提供するサービスにただ乗りできます。

クレジットカードの中には、エポスカードのように提携店が多いカードがあります。
このようなクレジットカードをフル活用することで、飲食店やカラオケ店で随分お得な利用ができます。
また、エポスカードは旅行傷害保険が付いています。
しかし、エポスカードは年会費無料です。
手数料ビジネスを逆手に取ることができるのです。

リボ払いを利用する人は、欲しいものがあるとすぐ買いたくなるものです。
必要なモノなら仕方ありませんが、お金がないなら買うタイミングを後にすることも大切です。
このような習慣をつけるだけで、信販会社を使い倒す立場になることができます。

バランス感覚が必要な年会費とポイント

アメックスやダイナースは年会費が高いです。
しかし、年会費を使い倒すことでバーゲン価格にすることも可能です。
アメックスのブラックカードは年会費が税抜で35万円です。
黒いアメックスが欲しいだけで、この年会費は高いでしょう。

しかし、ブラックカードには信じられないようなサービスがあります。
どんな難しい予約でも取ってしまう「コンシェルジュサービス」があります。
これを使い倒せば35万円の年会費は安いと言えるでしょう。
もっとも、たどり着くまでにいくらの買い物をすればいいかはわかりませんが…

高還元率と言われるクレジットカードの中には、REXカードのように利用額が少ないと年会費が必要なカードがあります。
年間50万円の利用が事実上要求されるわけであり、その対価として1.5%という高還元率を実現しているのです。

これらの話から分かるとおり、年会費などは「モトを取れるか」というバランス感覚が必要です。
この感覚があり、年会費分は使い倒せると判断したならば、信販会社を使い倒してメリットを得ることができるはずです。

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使い倒す人は信用が上がる

ここまで読んでいただければわかるとおり、クレジットカードを使い倒す人は「後払い」をしていません。
つまり、支払がすべて一括払いなのです。

つまり、信用情報と言う点では最高のデータになるわけです。
いくらリボ払いの枠があっても、その枠を常時目いっぱい利用している人と、ほとんど利用していない人ではどちらが信用されるかは言うまでないでしょう。

信販会社を使い倒す人は、自分自身が得をするだけではなく、同時に自分の信用も知らず知らずのうちに上げているのです。

使い倒される人

これに対し、信販会社に使い倒されている人も少なくありません。
使い倒される人は、信販会社の宣伝通りにリボ払いを利用し、支払を後に繰り延べて手数料を支払い続けているのです。

このような人は、信用があまり高くならないだけではなく、不要な支出が多くなります。
信販会社にとっては「上顧客」ですが、その上顧客が支払った手数料を、先ほど挙げた「使い倒す人」が搾取しているわけです。

リボ払い専用カード愛用者

リボ払い専用カードはどの信販会社も発行しています。
すべての支払がリボ払いになりますから、毎月の支払は少額です。
しかし、当然のことながら「残債」が膨れ上がり、リボ払いの限度額に達するとそれ以上のカード利用ができなくなります。

しかし、毎月の支払額を上げれば残債は減ります。
リボ払い残高と言うため真実がわかりませんが、要するに借金の残額のことなのです。

キャッシング利用者

クレジットカードのキャッシングサービスはあまり使い勝手がよくありません。
お勧めするわけではありませんが、消費者金融を利用したほうが賢明です。

キャッシングの利率は大手消費者金融同様に年利18%です。
リボ払い手数料率より高いのですが、リスクからするともっと多く取らないと、万が一の貸倒に備えることができないのも現実です。
そのため、消費者金融はリボ払いほどキャッシングサービスを宣伝していないのです。

とはいえ、キャッシング利用者は信販会社のお得意様になっています。
年利18%でも少額の貸付に限定しているわけですから、万が一の貸倒の際にも被害は少ないのです。

ポイントの罠にはまる人

ポイントを重視してクレジットカードを選ぶ人も多いのですが、ポイント獲得に熱心なあまり、本質を見誤る人が多いです。
つまり、ポイントの有効期限間近にちょっとでも高い交換率を求めたり、執行を防ごうとして無駄な買い物をしてしまうのです。

高還元率と言われるREXカードでも還元率は1.5%です。
ポイントの罠にハマる人は、このことを忘れています。
無駄遣いをするより、ポイントを失効させた方がはるかに合理的行動なのです。